政令指定都市/地方公務員(土木職)の思慮

現在26歳。若手公僕が仕事・社会の雑感を綴る。

2018-01-01から1年間の記事一覧

【読書メモ】『技術公務員の役割と責務~今問われる自治体職員の市場価値~』土木学会/建設マネジメント委員会/技術公務員の役割と責務研究小委員会編

地方の活性化のため、地方分権を進めるべきという世論がある。技術公務員は、その期待に応えるため、地元のニーズを踏まえた住民への説明力や判断力のレベルを高めなければならない。 「無駄な公共事業が多い」とする世論を背景に公共事業はこれまでも年々削…

【読書メモ】『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』防災心理学/防災システム研究所所長/山村武彦

災害時、皆でいるからこそ危険になってしまうことがある 緊急時、人間は1人でいるときは「何が起きたのか」とすぐに自分の判断で行動を起こす。しかし、複数の人間がいると「皆でいるから」という安心感で、緊急行動が遅れる傾向にある。(=集団同調性バイ…

政令指定都市/地方公務員の「具体的な」仕事~その1(はじめに)~

今回は、若手公僕が政令指定都市の公務員として奉職したことで知った「具体的な」仕事内容について書こうと思う。なお、政令指定都市の仕事について述べるので、都道府県や政令指定都市以外の市町村とは差異があることに留意されたい。 仕事を知る3つの重要…